デジタルコミック

ぺんぎん書房から出ていた完全無料のデジタルコミック雑誌「コミックSeed!!」を読んでいたんですが、去年末ぐらいになんとぺんぎん書房自体がなくなって雑誌を配信することができなくなりました。
そしてふと、「コミックSeed!!って今ネットでどんな話になってるのだろう」と思い検索に掛けてみると、なんと有名な出版社の双葉社からコンセプトも名前もそのままに雑誌が配信されているのを発見してびっくりしました。肝心の内容は前の漫画家さんがあまり(?)いないけど(それは当たり前か…)、面白い漫画があったのでよかったです。
以下にHPアドレスを載せておくので是非見て下さい。

http://www.comicseed.jp/


<ここからが記事>

さて、完全無料のデジタルコミック雑誌「コミックSeed!!」は、世界初の試みで、もちろん店頭販売にはない利点があります。まず雑誌を売る自体赤字を産んでいるとことからネットならば非常に低コストでかつ多くの読者に見てもらえる点です。もう一つはバックナンバーとして前回分の雑誌を置いておけるので、見逃したなどの読者にメリットがあるでしょう。
しかし、まだまだ書店の意識環境と紙として情報優位は強いものがあります。書店が行うディスプレイで、ほとんどの雑誌を一目で見渡す事が出来ます。そして「手軽に」雑誌をとってみる事が出来ます。これは今のネットでは検索という「手作業」があるため、同じようにするには困難です。もう一つに、ネットでは見る雑誌が偏ってしまう事です。おそらく,今まで以上に偏るのではないでしょうか。
そういったことから、まだ世界初で留まっているのではと思います。でも近い将来、上記のデメリットを乗り越え、有名雑誌がこのデジタルの世界に飛び込んでくるのではないかと感じています。それは,ITのこれまでの成長度合からみて、間違いないのではと常々思っています。