未来のモバイル市場

ITmadia:4G・無線LAN・WiMAXを自動選択 「コグニティブ」端末開発へ

タイトルには次世代PHSは書いていませんが、本文には「(1)将来、光通信並みの高速化が可能な第4世代携帯電話(毎秒数百メガビット)(2)1つの基地局のカバー範囲が広く、通信が途切れにくい WiMAXや次世代PHSなど次世代高速無線通信(毎秒数十メガビット)(3)現行の無線LAN(同)──の3規格以上を切り替えられる仕様を想定している」…と書かれていて、機種ラインナップが弱いウィルコムとしてはよい話だと思います。

しかし、そこで問題になるのが、ウィルコムはすでにW-SIM(超小型通信モジュール)があることです。それは、W-SIM端末とコグニブティブ端末は利点が違うんです。W-SIMはユーザにそれほど負担をかけずに新たな通信技術に更新することが出来ることが利点の一つとして挙げられますが、コグニブティブ端末はユーザーが各キャリアのエリアや無線LANエリアを気にしないで使える利点があるものの、PHSなどが新たな通信技術に更新する際は、機種を変えないといけないことです。

ウィルコムユーザーの私としてはW-SIMナイズな「コグニブティブモジュール」を開発してもらうとありがたいな〜と思っているのです。そうすると双方の利点が生きて、ユーザの自由度は格段に上がります。それに今までのW-SIMのように、各キャリア別々にした「シングルモジュール」でもいいわけです。そうすると、W-SIMの利用方法としてウィルコムが考えている、あまり高機能なモジュールを必要としない、または低速でこそ必要であるとしている、新たな市場開拓も携帯キャリアを競争相手に巻き込みつつ、出来るわけです。ユーザはさまざまなモジュールから一つ選ぶ、そのモジュールがシングルかコグニブティブかで、一つのキャリアと契約か、共通の契約機構とかで契約するという、今までにないモバイル市場になるはずです。

まさに夢のような話だけど、これを3年後に…って感じには到底思えないですね。
この案も思いつきなので、正直穴だらけです。ウィルコムの方か総務省の方がこの記事を見て、この案を採用してくれるといいな〜……絶対ないよね〜