阿川が考える2008年のWILLCOM

 WILLCOMの喜久川社長の年頭挨拶の動画を見て、他ブログ等では「現行PHSに対する努力をしようとあまり思ってないのでは?」や「料金体系の改変に前向きではない」といつもながら厳しいコメントが多数を占めています。もう、なんだか年明けからほの暗い気分になりますが、私なりにこれまでのWILLCOMを見て、実際に今年どう動くのか、結構前向きな予想を立ててみようと思います。

4月:通信料金体系の改変。
ウィルコム定額プランのオプションのデータ定額は繰り越し6000円まで可能
5月:W-ZERO3(初代機)の後継機の発表
nineの後継機の発表
京セラ、東芝の端末も発表
PCカードCFカードなどすべてW-OAM typeG対応の機種で出てくる
8月:通話料金体系の改変
W-OAM対応エリアの公開
10月:アドエスの後継機の発売
CPU、メモリをアップしたW-ZERO3(初代機)の後継機にAndroidMicrosoft Mobile 7の二種類の機種を発表。
12月:次世代PHS対応したPCカードとUSB接続の小型モデムを発表
来年4月にサービスイン、エリアも公開すると宣言。
 かなり前向き…ってか楽観的、いや自分の希望を含んだ予想ですが…次世代PHSに関しては前倒しを発表しつつ、その対応端末を先に発表することと、全料金体系の改変は結構願いっぽいところが出てます。
 通信料金体系の改変は、今までのウィルコムの言葉を聞いてると、今年前半には必ずあるだろうと思います。なければ、次世代PHSがサービスインするまで通信はもとより通話も何一つ変えない…という、純減数無視のかなりリスキーな選択をするかもしれませんね。
 ウィルコムにとっては動かないことは、かなりのリスクですが、挑戦的に動くのも同等のリスクがあります。次世代PHSサービスインの時期を前倒しすることやIP対応高度化PHS基地局の切り替えスピードなどを念頭に置きつつ、逆算で「いつどこで限られたカードを出すか」を模索してる所ではないでしょうか?社長もネットでよく見回ってるとのことですから、ユーザーの希望は知っていると思いますし、経営とユーザーの利便を天秤にかけ、苦しい立場であることは確かだと思います。

 …とは言え、そんなことを言っているのはウィルコマーつまりはファンのみで純粋なユーザーはすぐに違う魅力あるキャリアへ流れるのは必然です。早く私たちウィルコマー達が年頭挨拶であった「みなさまが「あっ」と驚く…」ことをして、ファンとユーザーとの温度差を早くなくしたいものです。